2017年4月9日日曜日

NTUH麻酔科実習の簡単な紹介

こんばんは。けろです。

台湾の連休と重なってたり、オリエンテーションだけで1日終わったりしたのでまだ2日分しかマトモに実習してませんが、先週やったことについて軽く報告しておきます。

今麻酔科を回っている学生は国立台湾大学の学生(7年生)が2人、アメリカからの留学生2人(両方4年生ですが別の大学)、けろの5人です。一応それぞれの国でみんな最終学年ではあるのですが日本以外は9月始まりなのでけろが一番年少です(^^;

それぞれの国の医学教育システムを簡単に紹介しておくと、

(1)日本
高校卒業→医学部入学(教養含めて6年)→初期研修(2年)→専門医研修(3年〜)

(2)アメリカ(ちょっと自信ない)
高校卒業→一般の大学(4年)→メディカルスクール(4年)→レジデント(専門)

(3)台湾
高校卒業→医学部入学(教養含めて7年)→トレイニー(1年)→レジデント(専門)

という感じです。台湾は6年生までは日本と似た様な感じであまり侵襲的な処置はしませんが食事のオーダーを出したりとかはしたりすることもあるそうです。
7年生は日本の初期研修医と似ていて、Aライン(動脈)をとったり、CVをとったり検査オーダーを出したりします。

で、7年生がそういう立ち位置なので、一緒に回る留学生も当然同じ様な事をやっています。


オペ室がたくさんあり回転率も高いため、いろんな部屋を回りながら代わる代わるレジデントの指導下で学生がIVをとったり、Aラインをとったり、マスク換気をしたり、気管挿管をしたり、CVカテーテルを挿入(しかもエコーなし)したりしています。

ちょっと日本じゃ考えられないですよね(^^;

けろはまだCVカテーテルをやっていませんが、気管挿管はとっても緊張しました(どうにか無事に入りました)。

見るのとやるのはやっぱり全然違うし、マネキンと生体も全然違うんだなぁと実感しました。

他の科を回っている非中国語話者留学生に聞くとシャドウイングやレクチャーの受講が主らしいので手技を色々と学生のうちからやってみたい人にとってはNTUの麻酔科はとてもおすすめです(^^)

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