2017年3月31日金曜日

ガーナ準備②-蚊!-


皆さん、世界で最も多くの殺人を犯している動物を知っていますか?






そう、






蚊です!!



そして、ガーナに行くにあたり、私が一番恐れていること、


それは、


そんな蚊が媒介する熱帯熱マラリアに罹ること。



近くに医療機関があれば大丈夫とかいうけど、

そもそもそんな死の危険がある病気にかかりたくない!

何日も無駄にしちゃうし・・



というわけで、マラリア対策講座いきます!


1.マラリア予防薬

マラリア予防薬には主に3種類あります。

飲めば90%予防できる!


①メフロキン

[利点] 服用が1週間に1度でいいので、楽だし安くすむ。
長期服用の安全性も証明されてる。

[欠点] ただ、精神への副作用が強いらしい。
悪夢をみる人も多く、鬱になってしまう人もいるみたい。
メフロキン耐性マラリアも増えてきてるらしい。
    
JICAの人達は、これを飲んでるみたいです。


②マラロン

[利点] 副作用弱めで安心。
耐性マラリアも少なめ。

[欠点] でも毎日飲まなきゃいけなくて、めっさ高い!!
長期滞在の人は金銭的に無理だと思う。
てか長期服用の安全性のデータはまだないみたい。。


③ドキシサイクリン
テトラサイクリン系抗生物質。

[利点] 安い!マラロンの10分の1くらいのお値段。

[欠点] マラリア予防に使うことは、国内では承認されてないみたい。
あと、光線過敏になるみたいなので、紫外線対策が必要。
女性は、長期服用で膣カンジダ症のリスクが上がるらしい。


と、どれも一長一短なわけですが、

私は副作用少なめのマラロンを選びました。


高かった・・・


でも、ホラー映画とか本当に無理なタイプなので、悪夢なんて絶対にイヤ!!!


どんな悪夢がみられるか興味があって飲む、みたいな人いますけどね。信じられないですね。


安心をお金で買うってことにしておこう・・・泣



2.蚊除け

そもそもマラリアに罹らないためには、蚊に刺されなければいいんです。

マラリアを媒介するハマダラカは夜に活動するので、夜に蚊に刺されなければいいんです。

もちろん、他の病気を媒介する蚊はお昼にも飛んでます。


そこで必要になってくる3種の神器はこれ!


1.虫よけスプレー

2.蚊取り線香

3.蚊帳


まず、虫よけスプレーについて。

これはたぶん必須だよね。

日本で売ってるやつは、DEETっていう防虫剤の成分が最大12%までしか入ってないんですって。

それだと、効果の持続時間が短いらしい。

海外では、DEET30%とかが普通みたい。

日本でもDEET高いものは薬局で売ってるみたいです。

私は、とりあえず日本のもの(DEET10%)を持って行って、耐えられなさそうだったら、現地のものを買おうかな、と思ってます。



次、蚊取り線香について。

ガーナでも蚊取り線香は売ってるみたいなんだけど、日本人からすれば煙たくて眠れないって場合も多いみたいです。

日本の蚊取り線香はよく効くみたいだし、私はキンチョーを持っていきます。



最後、蚊帳です。

これ悩んだんですけど、嵩張るし、日本からは持って行かないことにしました。

現地で夜、蚊に刺されまくったら向こうで買おう。

蚊帳はあっても吊るすものがないから、結局蚊帳をかぶって寝たって先輩は言ってたけど・・
それはなかなか面白いかも。笑



あと、夕方以降外に出る時は、長袖長ズボン!ってよく聞きます。

暑くないのかね・・

ビビりの私は、日の入り以降は絶対に外に出ないと心に誓っております。



その後、ガーナで働いている方にお聞きしたところ、アクラはマラリア感染のリスク低いし、予防薬内服してる人も少ないよーと言われました。


・・・・・・あれ、こんなに気負う必要なかった・・・・・?



というわけで、次はタイ同様現地からのリポートになると思います!

ネットがどれだけ安定してるか分かりませんが、できる限りガーナ生活をお伝えしていきたいと思います。

レイ
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2017年3月29日水曜日

Harvard Medical Schoolの病院について!

みなさんこんにちは、今年の4,5月でHarvard Medical School(HMS)関連病院に留学するMariです。今年は4~6月にかけて、私を含め7名がHMS関連病院の臨床医学実習に参加する運びとなりました。

さて、今回は私たちが実習を行う病院についてご紹介したいと思います。
Harvard!という聞こえはカッコいいですが、大学の講義を受けに行くのではなく、あくまでも関連病院での実習になります。HMSにはMassachusetts General Hospital(マサチューセッツ総合病院)をはじめとした多くの関連病院があり、各病院の診療科ごとに臨床実習の学生を受け入れています。4週間で1クールの実習で、4月に実習する5名はMGHとBoston Children's Hospitalで実習します。

まずはMGHについて。
(MGH公式サイト http://www.massgeneral.org/default.aspx より)
アメリカ有数の総合病院で、病床は約900床。日本の大学病院と同じくらいですね。1811年創立と、由緒ある病院でもあります。
五大医学誌の一つ「New England Journal of Medicine(NEJM)」には毎週のようにこの病院の症例報告が載っています。(ちなみにNEJMはスマホのアプリ版だと無料で毎週記事が読めるみたいです。気になる方はどうぞ。)
ところで、ER緊急救命室というアメリカのドラマシリーズをご存知の方も多いのではないでしょうか?若き日のジョージクルーニーが小児科医ロスを演じています↓

(出典:http://www.superdramatv.com/line/er/)
このドラマシリーズの原作者マイケル・クライトンが医学生の頃実習を行ったのがこのMGHだそうです。完全に私の趣味のお話でした。
4月はこのMGHの腎臓内科・小児外科・小児腎臓内科で私の同級生が実習する予定です。実際の実習の様子は開始後の記事をお楽しみに。

そしてBoston Children's Hospitalについて。
こちらは1869年に設立された、これまた伝統のある小児病院です。
「Until every child is well」をモットーに、米国のみならず世界中から集まる子どもたちの診療を行っています。公式サイト(http://www.childrenshospital.org/)を見てもらうと分かりますが、ちゃんと上の方に「International visitors」という案内もあるんです。
BCHはMGHから少し離れた、Longwood Medical Area(LMA)と呼ばれるHMS関連病院が密集した地域にあります。
4月はここの小児外科・小児神経内科でTMDU生が実習します。ちなみに小児外科を回るのはMariです。

さて、冒頭で4~6月に実習をすると書きましたが、実は5月以降のローテーションはこの記事を書いている段階ではまだ不明です。
なんと、ローテーションの科やそもそも実習の可否がわかるのが4週間前。
航空券や宿泊先などを全て押さえ、勉強しながらドキドキしながら通知を待つわけです。
決まった後は各科の担当者とやり取りしたり、病院ごとに抗体価のチェックなど手続きがあるので割とバタバタします。なんせ4週間前に来ますからね!
しかも我々TMDU生は、カリキュラムの関係で3月31日まで実習があります(一部休暇中の学生を除く)。
4月のローテーション、3日に始まるんです。

・・・

そう、3月31日に実習を終え、その翌日にボストンに向けて出発するんです!今、絶賛準備中なのです!みんなで「これもってく?」「あれどうした?」状態です。
同期がいるとこういう時本当に心強い。

HMSの準備や実習する診療科については次回以降の記事で扱っていきたいと思います。
まずは私たちがSafe Flightで、行ってきます!

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ガーナ準備①-ビザとワクチン-


今度こそ準備の話します。


さあ、折角ガーナに行くんだし、

ガーナってどんな所なんだろ?色々と情報集めなきゃ!

って思うじゃないですか。



本屋さん行くじゃないですか。



「地球の歩き方 ガーナ」を探すじゃないですか。




ないです!!


あ、「地球の歩き方 東アフリカ」 発見。




てことは、ガーナのある西アフリカも・・・




ないです!!



というわけで、情報が全然ないので、ネットを駆使して情報を集めないといけません。


この記事が、今後ガーナに行く方の参考に少しでもなればいいな、と思って書きます。



まず、ビザ必須です。

つまり、イエローカード(黄熱病ワクチン接種証明書)必須です。


ビザは西麻布にあるガーナ大使館で取得します。


当初、私はシングルエントリービザ(ガーナ入国後、日本帰るまでガーナから外に出ないよってビザ。)を取ろうと思っていました。


そいで、「ビザを取ってから3ヶ月以内に入国しないといけない」という話をネットで読んでいたので、2月末に大使館へ行きました。


そしたら受付のお兄さんに「ビザが失効したらガーナには滞在できませんよ。シングルエントリービザは有効期間が3ヶ月なので、今取ると6月頭には失効しますよ。」と言われました。


・・え、そしたら6月末までいるためには3月末以降にビザ申請しないといけないの?
私、4月にはもう日本にいないんですけど・・


そんな出発直前に申請に行って、万が一書類が不足しているからやり直し、とかなったら・・
考えただけでも恐ろしい(゚Д゚;)


でもそれ以外方法がないよな・・と思っていたら、ガーナ滞在経験のある先輩から
「俺は6ヶ月有効のマルチプルエントリービザを取ったよ」
とアドバイスを頂きました。


神!!


そう、マルチプルエントリービザ(ガーナ滞在中に他の国に行ってもいいやつ。)は、ちょっとお高めだけど、有効期間6ヶ月にできるみたいなんです。



その翌日大使館を再訪し、数日後には無事にビザが取れましたとさ。




次に、ワクチンについて。


今回、タイとガーナに行くに際して、私が接種したワクチンは以下。

・黄熱病

・A型肝炎

・髄膜炎菌


本当は黄熱病だけでいいかな・・とか思ってたんだけど、

トラベルクリニックの先生が、ややキレ気味で
「いや、接種した方がいいよ。日本帰って来る時に熱出たりしたら、空港で隔離されるよ。」
と力説してきたため、完全に勢いに負けて(先生が怖かったのもあるけど)、A肝と髄膜炎も打ちました。


あぁ、万札がどんどん飛んでいく・・・



今回はここまで。

蚊の対策は長くなりそうなので、また今度書きます!

レイ
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2017年3月27日月曜日

Ghana!!!


再び登場しました、レイです。

前回はタイについて触れたので、今回はガーナについてです。


私は6月にガーナの首都アクラにある

Princess Marie Louise Children's Hospital

という病院で実習をします。

HPの写真


この病院は、ガーナで唯一の小児の専門病院で、ベッドは80床くらいあります。

1日200-300人の子供達を診ているらしく、

マラリアシーズンには400人近くの患者が入院してるとか・・


・・多くない?!

常勤の医師は6人しかいないって聞いてるけど、どうやって対応してるんだろか(・・;)


他にも、
救急もやるし、オペもやるし、地域で健康教育もするし、フィールドワーク的なこともするし・・
って感じみたいです。

まーどれだけ稼働してるかは不明ですが。



また、この病院は特に栄養失調の診療に力を入れているみたいです。


クワシオルコル(kwashiorkor)

って聞いたことあります?


お腹がぽっこり膨れてる子供の写真とか見たことあるかもしれませんが、

あれです。


栄養失調の1つの型で、主に蛋白質の摂取不足によって起こると言われています。


実は、この病気が世界で初めて診断されたのが、
このPrincess Marie Louise Children's Hospitalなんです。


kwashiorkorとは、ガーナのアクラ地方の言葉で、

"Deposed child"=「母乳から離された子供」

の意味で、

お母さんに新しい赤ちゃんが生まれることで、子供が母乳から離れ、炭水化物中心の食事を摂るようになった結果、蛋白質が不足して、血管から水分が漏れてきたり、肝臓に脂肪がたまって大きくなったりするらしいです。



では話題を変えて。

私がどのようにしてガーナに行くことになったか。


医科歯科は、昨年くらいから、

GHLO(Global Health Learning Opportunities)

組織に加盟しました。


この組織には、世界各国の病院が加盟していて、

加盟病院の間で学生が自由に留学できるようにしよう!

って感じです(たぶん)。


まだ始まって間もない組織ですが、

世界中から加盟病院がどんどん増えています!


ちなみに、日本からは先陣を切って聖路加国際病院が加盟しました。


「この国でこんなことがしてみたいけど、協定校にはない・・」

って医科歯科生は、是非是非ご検討ください(*^^*)



医科歯科生の場合、そんなGHLOに応募したい!と思ったら・・

GHLOの中でどの病院に行きたいかっていうのを、理由と共に提出します。

そしたら、教育委員会で審議されます。


アクラ以外にも、ケープコースト(同じくガーナ)、インド、タンザニアなど挙げたけど、

許可が下りたのはアクラだけでした。

(アクラには医科歯科の協定校があって、万が一の事態が起きても、サポートしてくれそうだから、だそうです。)



大学からの許可が下りたら、あとは個人でやる感じです。

GHLOから言われた通りに書類を提出すると、高確率でAcceptance Letterが届きます。

(※アメリカは、TOEFL100点必須だったり、USMLE必要だったりと、厳しい病院もあるみたいです。)


その後もウェブ上で幾つか書類を提出したり、プログラム費用を払ったり・・

まあ要求されたものを出していけばいいので、それほど大変という感じではなかったです。


このプログラム費用がまた高いんですよ・・・(´;ω;`)

まー半分はガーナに寄付されるらしいんだけども。

その代わり、食事は2食付きで、宿泊先も用意してくれ、空港や病院と宿泊先との送迎もしてくれるなど、安全面はかなり考慮してくれます。


病院の紹介と経緯を書いていたら、こんなに長くなってしまったので、

準備についてはまた書きます!

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2017年3月26日日曜日

地球を一周してくるよ。-まずタイについて-


初めまして!レイです。

私は

4月:マヒドン大学シリラート病院@バンコク(タイ)

5月:ハーバード大学関連病院@ボストン(アメリカ)

6月:Princess Marie Louise Children's Hospital@アクラ(ガーナ)

で実習してきます。

こんな感じ↓



・・・多くね?

そうなんです。

折角の機会だし色々な環境を見ておこうと思ってたら、1ヶ月ごとに海を渡ることになってしまいました。


まだ日本にいるのですが、
今回は渡航先の紹介や準備などについて書きたいと思います。

少しでも皆さんの参考になれば幸いです!


とはいっても、ハーバードは私を含めて7名の学生が行くので、
きっと誰かが書いてくれる・・はず!

ということで、タイとガーナについて書きます。


今回はタイについて!



タイはマヒドン大学シリラート病院というところに、もう1人の女の子と2人で行ってきます。

シリラート病院は、昨年タイのプミポン国王がご逝去された病院です。


協定校なので、医科歯科からのサポートが手厚く、住居やら向こうの大学とのやり取りやら、事務の方々や教授に色々とご協力いただいていて、準備が大変という感じはあまりないです。

一昨年に提携してないところに行った時とは大違いで・・協定校ってすごいなぁ。


また、シリラート病院はかなりカッチリしてるところらしく、

向こうから「病院内での服装はこれね」って送られてきた画像がコチラ。


・・・え、スカート?

実習しづらくない?

てか黒い靴もってないよ。。

てな感じで、服の調達がちょっと面倒でした。



私は1ヶ月しか行かないのでビザは取ってません。

相棒は2ヶ月行くから取ったみたい。



ワクチンは、タイのために打ったのはA型肝炎。

ガーナのために黄熱病と髄膜炎菌打ちました。(詳しくはガーナの記事で触れます)


狂犬病は、迷ったんだけど・・

お財布と相談してやめました。

野良犬には近付かないようにする・・!



あと個人的に心配なのが、食べ物。

皆さんご存知だと思いますが、タイの食事ってめっちゃ辛いんです・・

私、日本のカレーも甘口派なのに。。泣


タイに行ってた友人に、
「とりあえず『マイペ』って言っておけば大丈夫だから」
って言われました。

「マイ」が否定の意味で、「ペ」が「辛い」って意味。

合わせて「マイペ」=「辛くない(やつお願いします)」

発音が悪くて「ぺ」しか聞き取ってもらえないと、めっちゃ辛いやつ出てくるみたいなので、
「マイペ」の発音は必死でマスターします。

現地ではこの「マイペ」を連呼して生き抜いてこようと思います。


タイでの生活って実際どうなの?
ってのは、現地からリポートします(たぶん)。


ガーナについてはまた後ほど!

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2017年3月22日水曜日

Guardianへの憧れ

こんばんは。けろです。
今日は国立台湾大学とその附属病院について紹介します(まだ現物みてないので各公式HPから引っ張ってきただけですが、、、)

あと、どうしてけろがNTUを実習先に選んだかも書いてみました(^^)


国立台湾大学
日本統治時代の1928年に台北帝国大学として設立されました。

↑なんか聞き覚えのある年号と思ったそこのあなたは鋭い!!
実は東京医科歯科大学の前身ができたのと同じ年なんですね。同い年o(^▽^)o

最初は文学・政治学部と科学・農業学部だけでしたが、1935年に医学部、1943年に工学部が設置されました。学生は少なく1945年時点で382名だったそうです。

1945年に太平洋戦争が終戦すると中華民国(Republic Of China: ROC)に引き継がれ、FacultyをCollegeに分割したり、Centerを作ったりと改組を進め2009年時点で11のCollege、54のDepartment、25のCenterをもつ大学となりました(日本語訳すると混乱しそうなので英単語のまま)。
ちなみに学生数は3万3千人(多分院生込み)とのこと。
東京医科歯科大学は2016年で2867人(院生含む)なので12倍くらい、、、
TMDUは確かにsmall universityですな。


☆台大医院(NTUH)
国立台湾大学のメインとなる附属病院です。台北駅からすぐの超好立地です。東京で言えば八重洲にあるイメージですかね。

外国人向けの病院紹介ビデオがあったのでリンクを貼っておきます↓
https://www.youtube.com/watch?v=KK8WXd5XxFw

昨年末に公開したばかりとはいえ再生回数が少ないのが気になりますが、、、

注目すべきキーワードはこれ!!


「The Guardian of National Health」

カッコよすぎ(((o(*゚▽゚*)o)))

東京という地域大学にいる身からは旧帝国大学様の威光は眩しすぎますね(^^;

動画見れんという方もいると思うので簡単なスペック(2016年)だけ書いておきます。

病床数:1783床 (TMDUの約2倍)
ICU:260床 (TMDUと桁が違う)
オペ室:47室 (TMDUの2倍以上)
医師:1004名 (2014年TMDU:661名)
看護師:2926名
外来患者数:2618621人 (2014年TMDU:2358×365名)
救急患者数:115042人
入院患者数:107714人 (2014年TMDU:673×365名)
手術数:58849人

NTUHは建物が複数あるというのもありますが圧倒的なスケールですね。

さて、そんなNTUHですがけろ的に特に魅力的だったのは以下の点です。

重症外科を中心とした集中治療に秀でている

→ECMO(PCPSを含む)という呼吸・循環補助の技術の運用ではアジアトップレベル。ECMOを用いた臓器移植の待機最長記録なども持っている。臓器移植もアジア初が多い。
けろは麻酔科志望なんで重症外科、集中治療という単語にはぴぴっときます(^^)
心臓血管ICU(内科・外科合同)だけで30床もあるなんて♪

・The Guardian of National Health
カッコいー♪───O(≧∇≦)O────♪

→日本の都市部は複数の有力病院が分散しているところが多いので、一極集中というかその地域における押しも押されぬ最高峰というのを感じてみたかった

・台湾すきー

→初めての海外旅行で行ったのが台湾でした。言語は不安ありますが一回行ったところというのは中期滞在するのに心安らぎます。どこの派遣先も魅力的ですが、せっかくなら楽しみたいですよね。



台湾だからというよりも海外に行くという点について

・他の大学で実習ができる

→国が違うという以前に別の大学病院で実習できるというのはかなり貴重な気がします。意識していなくてもローカルな風習や価値観は根付いてしまうので、、、

・5年生の実習でモチベーションが上がる

→海外に行くんだと決まっていると、「日本語なんだからこれくらいはできないと」とか、「とりあえず英語の論文にも目を通しておこう」などという意識がけろはできました(FOCUS一番行ってない人が言っても説得力ないかもだけどw)。

・海外で医者として働くよりも医学生として実習する方がハードルが低い

→体験して比較したわけではありませんが、きっとそうだと思います。特に普通の日本人にとっての非英語圏は。給料をもらうのと学費を払うのでは責任の重さは全然違うと思います。


それではまた今度( ^ ^ )/■

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Oxford実習報告

はじめまして!
3月の4週間、Oxford大学の感染症科で実習させて頂いてます、K.Y.です。

おそくなりましたが、まずはかんたんな概要から。

Oxfordはロンドンからバスで2時間弱、ヒースロー空港からも1時間半程度とわりとアクセスの良い場所にあります。

中心街には有名なカレッジが沢山あり、Christ ChurchやExeterなどは観光で訪れた方もいるのではないでしょうか。

ただ病院は中心街から離れたところにあり、バスは道が混んでいると30分以上かかりがちなので、現地の学生や先生はみんな自転車です。日本並みに自転車が多いです。ちなみに私の滞在しているSt Hilda's の寮は病院から徒歩10分なので、中心街にいくのはまあまあ不便です。

さて、Oxfordの大学病院は4ヶ所ほどにちらばっており、本院はJohn Radcliffe Hospitalとなっています。感染症科の外来や、微生物研究所はここにあります。

私が主に実習している病棟は、Churchill HospitalのJohn Warin Wardというところです。1940年代に建てられた部分やプレハブが繋ぎ合わされている迷路のような病院の中でも最果てにありますが、感染コントロールという観点からそうなっているのかは不明です…

                                                                   John Warin Ward

<病棟実習>
10人〜15人程度の患者さんが入院しています。診療科の性質上、比較的若い人が多く、複雑な社会的背景を持っている方も少なくありません。General Practitioner(GP、家庭医のこと)や救急センターから感染症っぽい患者さんが紹介されてきて入院、という流れになります。敗血症、髄膜炎、肺炎、感染性心内膜炎、感染性腸炎、蜂窩織炎など様々です。ある程度全身状態が安定して、解熱後24時間経っていれば抗菌薬を経口に切り替えてすぐ退院なので、在院日数がとても短いです。

学生は主に、まだ診断がついていない患者さんに問診・診察をして、上級医にプレゼンし、フィードバックをもらいます。採血やライン確保も積極的に学生にやらせてくれます。病棟実習の問題点は、手書きの紙カルテがとてもじゃないけど読めないことです…紹介状や採血データ、画像はGPでとったのを含めて、パソコンで見られます。

<外来実習>
結核外来、HIV外来、慢性疲労外来などがあります。

結核は東ヨーロッパやインド・パキスタン出身の人が多く、肺だけでなくリンパ節や関節の結核も珍しくありません。抗結核薬の内服は半年以上になるので、耐性が出ることのないように服薬指導を重点的に行います。

HIV外来ではviral loadとCD4 countをチェックします。感染を起こしていないか確認し、服薬指導を行います。

慢性疲労症候群は、睡眠障害や運動による症状の増悪を伴った、疲労や倦怠感を指す包括的な疾患概念です。外来は現症から生い立ちまで1時間近くお話しを伺う、ちょっと変わったものです。

患者さんが多く、一人一人にかける時間も長いので、学生はほとんど見学です。ただ紹介でも診断がついてない場合が多く、考えさせられます。
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2017年3月21日火曜日

台湾ってどんなところ?〜予習編〜

はじめまして。このブログのメンバーの一人、「けろ」です。以後お見知りおきをm(_ _)m

よろしくです


けろが行くところは、ドーナツ池。ではなく、、、

元台湾総督府
たしか士林夜市

台湾です!!

けろは4月3日から8週間国立台湾大学(NTU)にて海外臨床実習をさせていただく予定です。現地で実習が始まるまで投稿しないのも寂しいのでNTUや台湾、留学準備について書いていきますね。

まず初回は台湾という地域について簡単におさらいしておきます。
(K.S.さんのような楽しい記事を期待してた方はすいません、今後に期待してください。今回は硬めな中身です、、、)

(外務省HP、台湾基礎データより抜粋、()内はけろの補足)
面積:36000平方キロメートル

人口:約2350万人
うち、台北市:約270万人、高雄市:約278万人、新北市:約397万人 (台湾の経済的中心は台北市で、高雄市は南の中心ですね。新北市は台北市を取り囲むようにあります。ちなみに東京都と九州地方は約1300万人、横浜市は369万人)

言語:中国語(繁体字の北京語という認識でよいかと、、、)、台湾語など

宗教:仏教、道教、キリスト教(仏教と道教は混在しているらしいです。混在という意味では日本の神道と仏教に似ていますね)

名目GDP:5289億アメリカドル(日本:47300億アメリカドル)
一人当たり名目GDP:22495アメリカドル(日本:37156アメリカドル)

台湾の中央は山脈になっているので可居住地での人口密度はアジアらしく高そうですね。

次に略史を見てみましょう
(「改訂版 詳説世界史研究 山川出版社 2008年」
「そうだったのか!現代史 池上彰著 集英社文庫 2007年」参考)。

1624年   オランダが台湾島南部の安平を占領、その後台南も占領

年次不明  スペインが台湾北部の基隆を占領

1642年   オランダがスペインを駆逐し、キリスト教宣教師を招いて先住民教育を進め、福建や広東からの漢民族移民を奨励

1661年   鄭成功が台湾を占領

1681年   清朝の領土となる(大陸より移住が進む)

1895年   下関条約により日本の植民地となる

日本と中国大陸のイメージが強いですが、ヨーロッパの国々も占領していた時代があったんですね。
日本の植民地となった台湾には台湾総督府が置かれました。
日本は植民地政策として日本人化を進め、抵抗する人々は軍事・警察力により制圧し1万人以上の住民が殺害・処刑されました。

日本人化の中身としては天皇崇拝の強要や日本語使用の義務化、社会の近代化が含まれていました。これにより公衆衛生、産業、慣習は大きく近代化しました。


1911年   中国大陸にて中華民国成立(民国元年)

1945年   太平洋戦争終戦により日本の植民地支配終了。中華民国領土となる。

日本による植民地支配から解放された後は中華民国による統治となりますが、台湾に進駐してきた中華民国軍(国民党)の行いは粗暴で近代化という点では台湾よりも大きく遅れていました。

大陸での共産党との争いに勝つため、台湾からは物資・戦費の供給が行われ経済は混乱しました。溜まっていた不満は闇タバコ売りの女性を警官が殴打したことを契機に起きた二・二八事件で爆発し、台湾全島での住民暴動となります。この事件により台湾の知識層も含めた住民が殺され、犠牲者は公式で確認されているだけでも2万8000人とされており、多数の行方不明者を合わせると実際には何倍にもなるとも言われています。

このような反発の強さは国民党進駐以前から台湾にいた漢民族を「本省人」、以後から台湾に来た漢民族を「外省人」として区別していたほどです。

植民地支配を受けたにもかかわらず日本に対する国民感情が比較的良いのはこのような背景もあるようです。


1949年   蒋介石率いる国民党が台北を臨時首都とする

中国大陸での内戦に敗れた国民党は台湾へと避難しました。
朝鮮戦争勃発により共産党勢力拡大を警戒するアメリカが台湾の後ろ盾となり経済・軍事援助を行い、内政では農地改革や自由貿易を進め、経済的に大きな成長を遂げました。


1971年   中華人民共和国が国連復帰、中華民国(台湾)が国連脱退

中華人民共和国と国交を結んだ国とは国交を断絶することにより台湾は国際政治的には孤立してしまいます。現在でも外交関係を結んでいるのは21か国だけです(日本も国交はない)。

1988年 李登輝が総統に就任
1996年 初の総統直接選挙を実施し、李登輝が当選
2000年 民進党の陳水扁が総統に就任
2004年 陳水扁が総統に再選
2008年 国民党の馬英九が総統に当選
2012年 馬英九が総統に再選
2016年 民進党の蔡英文が総統に当選

ちょっと長くなってしまったので以下省略。歴史というよりも時事になってきますしね。

次回はなぜけろがNTUを希望したのかについて書く予定です。少しは医学生っぽい話題になると思うのでお楽しみに(^^)/

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アメリカ医学生のマッチング事情を垣間見た話


こんにちは、S.K.@Vanderbilt です!

今回は、アメリカの医学生のマッチング について書きたいと思います!


先日とあるイベントに参加してきました。
その名も、Match Day .
https://medschool.vanderbilt.edu/student-affairs/match-day

これは大学が主催するOfficialな行事で、
Vanderbilt大学4年生のマッチング先を公表するという趣旨のイベントです。

イベントの説明をする前に…!


そもそも、アメリカのマッチングシステムとはどんなものなのでしょうか?

日本では、
①医学生が希望する初期研修先の病院の採用試験を受ける。

②病院側は、採用したい順に受験者のリストを作る。

③医学生側も、希望する病院順にリストを作る。

④病院側、医学生側のリストをもとに、初期研修先がマッチングされる。


これに対してアメリカも、基本的なマッチングの仕組みは同じです!

異なるのは、アメリカの場合はResidency Programの試験を受ける段階で、その後進むSpecialityを決める必要があるという点です。


つまり、日本の初期研修医はスーパーローテートしますが、
アメリカでは 「●●科 Resident」といったように研修医がすでに専門科に配属されているのです。

そのため、「マッチング先の決定」というのは、「ある病院の、希望の科に合格した」ことを指します。

*********

この前提をもとに、Match Dayのイベントについて、以下詳しく説明いたしましょう。

一言でいうと、このイベント、本当に派手なのです!!!

まず、会場である大きな講堂に入ると、きれいな司会のお姉さん。


司会に名前を呼ばれた学生は
自分の人生を振り返る写真で埋め尽くされたスライドをバックに、
イケているBGMが流れる中、ステージに上がり、Residencyで何科に進むかを宣言します。

学生本人だけでなく、家族や恋人も一緒にステージに上がります

そして、司会からマッチング先が記された白い紙を渡されます。

そう、この時点で学生は、
自分のマッチング先がどこになるのか知らないのです!

さぞや緊張することでしょう。

そして一言スピーチしたあと、
白い紙を開けてマッチング先を確認し、
全員の前で高らかに発表します!!

会場には大観衆。
マッチング先の宣言には拍手喝采でこたえます。

これはエンターテイメントなのです!
まさに、オスカーのアカデミー賞の授賞式のような華やかさでした。

このマッチングイベント、Vanderbilt大学に独特のものではなく、
アメリカ国内の大学ではどこでも行われるそうですよ!


個人的に、日本と比較して印象的だったことは以下の通りです。

大学側は、自大学の学生が他大学・他の病院へマッチしたことを盛大に祝福している。

→ (私見だが)日本の医科大学は、学生が外の病院で初期研修することを歓迎しない印象があるのと比べて対照的だと感じた。
理由として、アメリカでは日本のような医局システムがない背景が関係しているのかもしれない。

●マッチ先を確認した学生自身は、ガッツポーズや涙を流すなど、全員歓喜していた。

→ 日本であれば、学生は希望の研修先にマッチしても「他の人に悪いな」とか、「恥かしいな」などの思いから、控えめにしか結果を主張しない。それに対し、アメリカの医学生は高らかに宣言し、歓喜している。
また、(本音はわからないが)希望順位の低いところにマッチしたからと言って残念がる人は、誰一人としていなかった。

追記:アメリカ人の指導医の先生によると、強く希望していた病院にマッチした人以外は、本当はあまり喜んでいないらしいです。
大観衆を目の前にしては、悔しがる様子を見せられないというのが、学生の本音なのでしょう…そう考えると気の毒にも思えます。

観衆側も、Match Dayを心底楽しんでいた!

→ 学生一人一人をリスペクトし、マッチングを人生の門出として大歓声で祝福していた。


ちなみに、Vanderbilt大学の今年の4年生は
1学年約100人中、Vanderbilt大学病院に残って研修をする人は15人でした。

*********


イベントに参加したことで、
アメリカのマッチングの傾向について気になったので、
調べてみましたーー!!

<2017年度のResidency Programの動向の要点>

●プライマリケア
近年、Primary CareのResidency Program枠が急増している。
2012年以降、Internal Medicine(内科)・Family Medicine(家庭医療)・Pediatrics(小児科)の枠は合計2,900増加した(25.8%増)。いずれも95%以上の高いマッチ率である。

●その他
・救急科は2017年度の募集枠に対して99.7%マッチした。2012年以降、379枠募集枠が増加した(23%増)。
・精神科は2017年度の募集枠に対して99.7%マッチした。2012年以降、378枠(34%)だけ募集枠が増加した。
・その他のスペシャリティーで高い競争率であったのは、形成外科、整形外科、耳鼻咽喉科であった。


つまり、超ざっくり纏めますと、
★プライマリケア(内科・家庭医療・小児科含む)の医師数が将来的に増えるであろう。
★救急科・精神科・形成外科・整形外科・耳鼻咽喉科の競争率が高い。

ということがわかります。
詳しい記載は、以下のURLに掲載してあります。

*********

アメリカのマッチング事情、如何でしたか?

マッチング結果は、
将来の医師数の動向に関わる≒医療体系の未来予想図とも考えられます。

トランプ政権になってから、医療費が大幅に削減されるというニュースもありますが(http://www.cnn.com/2017/03/16/health/trump-budget-medical-science-huge-cuts/)、今後もアメリカの医療の進む方向に注目していきたいものです。

長文にお付き合い頂き、ありがとうございました!

S.K.

参考(2017年3月20日閲覧):
http://www.nrmp.org/press-release-2017-nrmp-main-residency-match-the-largest-match-on-record/
こちらのページから、
アメリカ国内でMatch Dayがいかに祝福すべき日と見なされているかや、
国内のマッチング結果の詳しいデータについて調べることが出来ます!
前述したマッチング結果の要点は、基本的にはこのサイトの内容を日本語訳したものです。

追記その2
Match Day を題材にしたこんなパロディ動画もあるようです(笑)
http://zdoggmd.com/ama-003/


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2017年3月20日月曜日

アメリカの小児糖尿病専門医は、糖分摂取が大好きでした

こんにちは、S.K. @Vanderbiltです。

実習も2週間目を終えました。
マックススピードの英語に慣れてきたような…変わらないような。
今週、私が「アメリカ人ってイベント好き!そして甘いもの大好き!」
と感じた経験を書きます。

突然ですが3月14日は何の日でしょう?
3月14日…3/14…3.14 

どこかで見覚えある数字。
3.14…= π  (パイ)!!
そう、パイの日なのです。

そこで「パイを食べよう!!!」と、小児内分泌科(※注)のAttendingがパイを買ってきて下さいました!
じゃーん!

左から、
オートミール&レーズン(推測)チョコチップ&マシュマロレモンカスタード

回診のあとにチームの皆で分けて、美味しく頂きました!

食べながら、こんな会話がありました。

(Attending)  「このパイ大好きー!  特にこれは ' S'more ' と同じくらいすき!」
(私)     「?」
(Attending)  「S'more 知らない?アメリカで一番大事な知っておくべきお菓子だよ!!!明日持ってくるね!」
(チーム一同) 「HAHAHA!!」

調べてみると、S'more は Some more の略で、
クラッカーにマシュマロとチョコレートを挟んだお菓子と言えばご存じの方もいらっしゃるかもしれません。

いや、冗談だろーなと思っていたら、
翌日Attendingが大量のマシュマロと、
なんとS’more 製作用の機械を抱えてWorking groupに入ってきたではないですか!

そして回診を終え、他チーム合同で、病院内でS’moreを作っている様子がこちら。

材料はマシュマロ,チョコレート,クラッカー

みんなでマシュマロを溶かしているところ
みんな真剣です。

完成!!とろとろで甘くておいしかったです。

念のため言っておきますが、甘いものばかり食べているわけではないですよ!

1時間以上の回診の後、
10分以内にS'moreクッキングイベントを終えて、仕事に戻っています!(笑)

S'moreを食べながらお勉強もしています
S'moreの原材料の表示を見て、
何グラムの糖を摂取したかを計算しました(カーボカウントと言います)
...ちゃんと、学んでいるのです!


これで小児内分泌グループの甘味イベントは終了かと思いきや、その後2日間、毎日Working groupにおやつを持ってきて下さいました。

3月16日 フルーツ沢山でヘルシー

3月17日 St. Patric Day 記念の緑のカップケーキ

内分泌のチームでこんなに糖分を摂取するとは思わなかったです…笑

でも、

何気ない日常の中のある1日も、
こうしてイベントのキッカケを作って楽しむことで、
後々まで記憶に残る特別な日にできる。

そんな事を感じさせてくださった、小児内分泌科のAttendingの先生に感謝です!

S.K.

(※)注 私は現在小児腎臓科をローテーションしています。
小児腎臓科のResidentは、小児内分泌科の患者さんも同時に受け持ちしているため、私は朝はResidentに従い、小児内分泌科の回診にも参加しています。
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2017年3月10日金曜日

Vanderbilt 実習開始。


こんにちは。
3月よりアメリカ テネシー州にあるVanderbilt Universityに派遣されております、
私 S.K. がご報告いたします。

まずはテネシー州ってどこ?? ここです↓


いわゆる「アメリカ南部」の州の1つです。
Vanderbilt大学のあるNashvilleという都市は カントリーミュージックの聖地 なのだとか。

私は実習が始まる約1週間前から現地入りしたのですが、
空港に着くと早速、カントリーミュージック鑑賞スペースが設置されていました。



実習が始まるまでの1週間でも既に様々な経験がありました。
今後少しずつ書いていくのでご期待ください!


******


さて今週より、念願の臨床実習が始まりました!
1か月目のローテート先は、小児腎臓科です。

Vanderbilt大学には全米で5番目に大きい小児科専門の病院があり、私は1か月ここで実習します。

The Monroe Carell Jr. Children's Hospital at Vanderbilt

子ども向けな可愛らしい外装ですね。
カラフルなのは外だけではありませんよ!



病院中がカラフルでおもちゃ箱のようです。

さらに、病院内には子供向けの音楽スタジオもあります!
Nashville出身の、あのTaylor Swift が設立したそうです!
今日も可愛いキャラクターが登場するコンサートが行われていました !



******


小児腎臓科での実習について、
実習開始3日目時点ですが簡単にスケジュールを紹介します。
基本的には、Atttending(上級医)のShadowingが主な内容です。

7:45   Resident Conference 
9:30   Round
11:00  Attendingのコンサルテーションに同行
1:30  Attendingの外来見学

一つひとつ詳しく説明します。

<Resident Conference>

小児腎臓に限らず、Childrens' Hospitalで働くすべてのResident向けです。
上級医もちらほら参加しています。
曜日によりトピックが異なります。例えば、
 火曜日は Ground Round、
 水曜日は 様々な小児科疾患についてのレクチャー、
 木曜日は レジデントが実際に経験した教育的な症例、、、などなど。
珍しい疾患や小児ならではのトピックについて勉強することが出来ます。

<Round>
小児腎臓科のResidentとAttendingが参加します。
ここに入院している患者さんは重症の方が多いので、
刻々と変化する容態を毎日丁寧に追いながら、チームでのプランを決めます。
医師だけで構成されるチームでディスカッションするのではなく、
病棟のナースプラクティショナーや患者さんの親も交えて、
積極的に経過や治療方針が議論されていたことです。
日本に比べて、患者さんは検査値などの細かい病状まで把握していることに驚きました。

<Attendingが受けるコンサルテーション>
他科の病棟に入院している患者さんで、透析などを必要とし小児腎臓科でも診ている患者さんの様子を見に行きます。

<Attendingの外来見学>
先天性疾患や腎臓移植後の患者さんなど、様々な疾患の患者さんが訪れます。
腎臓に限りませんが、臓器移植の件数がかなり多い(!)と感じました。


以上が大まかな実習の流れです。
その他にも、突発的にResident向けのレクチャーが開催されたりして大変勉強になります。

小児腎臓科のAttendingの先生は3,4日ごとに変わるので、色々な先生と関わることができます。先生方は大変丁寧に教えてくださいますが、英語が超高速なので理解するのがとても大変です..(汗)


実習の内容をざっくり知って頂けたでしょうか?
後輩の皆さんに少しでも参考になれば幸いです!!

今後 実習中に得た気付きや感想は、少しずつシェアしていきます♪

今回はここまで!See you soon!

S.K.


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2017年3月7日火曜日

はじめまして!

こんにちは!
この度、2017年度東京医科歯科大学医学部6年生の海外臨床実習のブログを開設致しました!

今年は、アメリカ・イギリス・オーストラリア・ガーナ・タイ・台湾 の各国に学生が派遣されます!

臨床実習での経験や現地での生活について、一生懸命 綴って参ります。

海外での臨床実習に興味がある方や、
学生が海外でどのような生活を送っているか知りたい方に楽しんで頂けたらと思います。

応援を宜しくお願い致します!!

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