2017年5月28日日曜日

新・10大アメリカで驚いたこと



 先日、Harvard Medical School での二ヶ月間の実習を終え、日本に帰国しました。今回の記事では、ちゃんとした実習内容に関する内容から一転、気分転換がてら、私がアメリカで驚いたことについて、10個、ランキング形式で発表したいと思います!

10. High Five Boston!
 レッドソックスのゲームが終わった時間に外を歩いていたら、Redsocksファンだと思われるおじちゃんに、”High five Boston!”と言われてハイタッチをされました。試合があることが相当うれしかったのかなーも思ったのと同時に、アメリカンや!と思いました笑

9. チャイム
 町中を歩いていると、たまに日本の小中高で聞こえてくるキーンコーンカーンコーンというチャイム、聞こえてきます。ボストンで聞こえてくると思わなかったので、最初は空耳かと思いました。特に日本語学校が近くにあるわけでないので、割りとユニバーサルな音なのでしょうか。

8 . 歩行者信号
 信号で歩行者が歩くとき、日本ではどのようなおとがなるでしょうか?鳩のくるっぽーといった音がなりますよね。ボストンの町中を歩いていると同じような音がきこえてくるじゃないですか!そうなんです、ボストンの信号も鳩の鳴き音なんです!笑 帰国直前になってもたまにびっくりしています笑

7. コンサルの存在の大きさ
 こちらは、内科は特に主科というものはあまりなく、関わっているすべての診療科が同時に患者さんを持ちます。その為、例えば神経内科・内分泌・感染症・リウマチ科がコンサルを受けているために、患者さんは毎朝4回、医師の診療を経験することになります…(´∀`)

6. Post call
 こちらの医師は、internは週に80時間以上働いてはいけないというルールが有り、また、当直明けはPost callといって、家に帰って休まなくてはなりません。昔はそのような規定はなかったのですが、医療の環境の改善により、このシステムができたそうです。

5. 病院はショッピングモールのみたい?!
 これはLongwood Medical Areaに特徴的なのですが、Boston Children’s Hospital, Brigham and Woman’s Hospital, Beth Israel Deaconess Medical Center, Dana Faber Canser Research Instituteなど、様々な病院が乱立しており、それぞれの病院がまた別々の研究室やResearch institution を持っているので、日本のアウトレットのように、辺り一帯が全て病院、という光景を目にすることになります。第一印象が、ショッピングモールみたい、でした。

Longwood Medical Areaの、Longwood Aveの写真です。この通り沿い、全部医療関係の建物です!

4. Workroom
 カルテ室は食事可能!です!
 日本はナースステーションがあり、そこでカルテを書きますが、こちらではそれぞれの診療科の更に細かい専門の種類(神経内科のgeneral inpatient, 神経内科のてんかんチーム、など)でそれぞれworkroomを持っており、そこにパソコンが10台弱あり、レジデントはそこでカルテを閲覧・記載します。Attendingの部屋はその隣りにあります。これらのworkroomは飲食可能なので、皆朝ごはんを持ってきたり、スターバックスのコーヒーなどを持ち込んで、食事を取りながら仕事をしています。

3. お昼が提供されるのはレジデントのための福利厚生らしい
 これが何より嬉しいのですが、毎日lunch lectureがあり、医学部の先生を招いてレジデント用にレクチャーを開いて、そこでランチを提供するので、そこに行けば昼食も無料で取れて、勉強にもなるという、一石二鳥な素晴らしい制度があります。
また、これは診療科にもよるのですが、ランチレクチャーは福利厚生の一環で、レジデントに提供しなくてはならないものらしいのですが、提供されてないかもあるみたいで、真相は定かではありません…(・・;)

サンドイッチやクッキー、飲み物も、水はもちろんコーラもあります。


とある日のサンドイッチとポテトチップスランチです。
2. 私服で回診。神経はカバン持ち!
 こちらの医師の服装は、professionalで、smartに見えることが求められているので、シャツにキレイめのパンツか女性はワンピースを着ることも!日本だとドラマでこんな医者いないわっ、と突っ込みたくなるような服装でみんな毎日診療しています。笑 また、神経内科は神経診察の道具を持たなくてはならないので、小さい肩掛けバッグを持っていて、病院のカードを持ってなければ、今からショッピングに行くような格好です。

1. スクラブで街中歩く
 こちらの外科医は、スクラブを病院から借りて、それを着たまま家に帰り、新しいのを持って帰って、朝新しいスクラブを着てそのまま出勤します。その為、スクラブで電車に乗る人も多く、医療関係者が多く住む病院の近くの地域のスーパーでは、スクラブ姿で買い物をする人がたくさんいます。朝5:306:00からプレラウンドやラウンドがあるので、着替える時間一分一秒も惜しいのだと思います。

服装に青が入ってる人が基本的にはスクラブ姿の人たちです。笑

2ヶ月間実習していたBoston Children's Hospital です!

以上、辻利抹茶ラテがお送りしました。(学内の人でわかる人はこれでわかるでしょう笑)

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