再び登場しました、レイです。
前回はタイについて触れたので、今回はガーナについてです。
私は6月にガーナの首都アクラにある
Princess Marie Louise Children's Hospital
という病院で実習をします。
HPの写真
この病院は、ガーナで唯一の小児の専門病院で、ベッドは80床くらいあります。
1日200-300人の子供達を診ているらしく、
マラリアシーズンには400人近くの患者が入院してるとか・・
・・多くない?!
常勤の医師は6人しかいないって聞いてるけど、どうやって対応してるんだろか(・・;)
他にも、
救急もやるし、オペもやるし、地域で健康教育もするし、フィールドワーク的なこともするし・・
って感じみたいです。
まーどれだけ稼働してるかは不明ですが。
また、この病院は特に栄養失調の診療に力を入れているみたいです。
クワシオルコル(kwashiorkor)
って聞いたことあります?
お腹がぽっこり膨れてる子供の写真とか見たことあるかもしれませんが、
あれです。
栄養失調の1つの型で、主に蛋白質の摂取不足によって起こると言われています。
実は、この病気が世界で初めて診断されたのが、
このPrincess Marie Louise Children's Hospitalなんです。
kwashiorkorとは、ガーナのアクラ地方の言葉で、
"Deposed child"=「母乳から離された子供」
の意味で、
お母さんに新しい赤ちゃんが生まれることで、子供が母乳から離れ、炭水化物中心の食事を摂るようになった結果、蛋白質が不足して、血管から水分が漏れてきたり、肝臓に脂肪がたまって大きくなったりするらしいです。
では話題を変えて。
私がどのようにしてガーナに行くことになったか。
医科歯科は、昨年くらいから、
GHLO(Global Health Learning Opportunities)
という組織に加盟しました。
この組織には、世界各国の病院が加盟していて、
加盟病院の間で学生が自由に留学できるようにしよう!
って感じです(たぶん)。
まだ始まって間もない組織ですが、
世界中から加盟病院がどんどん増えています!
ちなみに、日本からは先陣を切って聖路加国際病院が加盟しました。
「この国でこんなことがしてみたいけど、協定校にはない・・」
って医科歯科生は、是非是非ご検討ください(*^^*)
医科歯科生の場合、そんなGHLOに応募したい!と思ったら・・
GHLOの中でどの病院に行きたいかっていうのを、理由と共に提出します。
そしたら、教育委員会で審議されます。
アクラ以外にも、ケープコースト(同じくガーナ)、インド、タンザニアなど挙げたけど、
許可が下りたのはアクラだけでした。
(アクラには医科歯科の協定校があって、万が一の事態が起きても、サポートしてくれそうだから、だそうです。)
大学からの許可が下りたら、あとは個人でやる感じです。
GHLOから言われた通りに書類を提出すると、高確率でAcceptance Letterが届きます。
(※アメリカは、TOEFL100点必須だったり、USMLE必要だったりと、厳しい病院もあるみたいです。)
その後もウェブ上で幾つか書類を提出したり、プログラム費用を払ったり・・
まあ要求されたものを出していけばいいので、それほど大変という感じではなかったです。
このプログラム費用がまた高いんですよ・・・(´;ω;`)
まー半分はガーナに寄付されるらしいんだけども。
その代わり、食事は2食付きで、宿泊先も用意してくれ、空港や病院と宿泊先との送迎もしてくれるなど、安全面はかなり考慮してくれます。
病院の紹介と経緯を書いていたら、こんなに長くなってしまったので、
準備についてはまた書きます!
![]() にほんブログ村 | ![]() にほんブログ村 |
0 件のコメント:
コメントを投稿